横須賀未来創造クリエイターズディスカッション-part 2-

ヨコスカ

11月6日(再放送11月13日)に放送された、FM・BLUE 湘南横須賀未来創造クリエイターズディスカッションに、横須賀ジーンズ商会代表の石渡稔が出演しました。前回にひき続き、3人のトークをお楽しみください。

----(前回からのつづき)----

番組パーソナリティ・石川和美さん(以下、石川・敬略)  まだつべこべ言っている感じの矢城監督。石渡さんのYOKOSUKA JEANS アピールは続きます。

誰もこだわらないところにこだわる

横須賀ジーンズ商会代表・石渡稔(以下、石渡)  (YOKOSUKA JEANSには)横にわざとゴムを入れていまして、ジーンズメーカーですと、ジーンズのサイズに穿く人が合わせます。もし太ってきたり痩せたりしたら、ベルトで調整します。その時ボタンの所がくたってなったりずれたりする。そういう所も僕はあまり好きじゃない所で、脇にシャーリングをいれて、体型に合わせられるジーンズにしています。

番組ホスト・矢城監督(以下、矢城・敬略)  じゃ、これ(サイズ表記は)LとかMとかですか?

石渡  はい。でも監督、よくジーンズメーカーさんでも、28とか30とかに別れてますでしょ?あれもS、M、Lと実はうたっていて、きちっとしたサイズなのにここからここまで受け入れますよっていうサイズになってるとおもうんです。横須賀ジーンズ商会で作っているジーンズは、シャーリングのゴムが入ってますので、ほんとにいくつからいつくと、どの体型にも合わせられるように作っています。

矢城  実物を広げてみさせてもらってるんですけど、シルエットとしては、そんなに違和感がないというか。ボンタンぽいと言えばそうですけど。

石渡  そこもボンタンにしちゃったら見た目があまりカッコよくないじゃないですか?それを現代風にどうしたらいいかって言う所で。

矢城  どの辺までのせめぎ合いで受け入れられるかな、と。

石渡  はい。そうしたら全然ボンタンっていう感じではないので。

矢城  そうこれいろいろボタンにも横須賀ジーンズってはいってて。

石渡  はい。リベットもちゃんとオリジナルでやってます。

矢城  あ、リベットも?あ、ほんとだ。リベットも名前はいってる。

ジャズマンだった祖父の思い出

矢城  パッチも、これは(軍艦)三笠ですか?

石渡  それは、ちょっとまた違うんです。

矢城  違うんですか?

石渡  サンフランシスコの写真なんですけど。

矢城  え?それはまたなんで?

石渡  僕の祖父がジャズマンだったんですよ。昔、海外旅行と言いますと、豪華客船。で、うちの祖父がジャズマンで、その船は昔の浅間丸と春洋(しんよう)丸という船なんですけど。

矢城  またマニアックな!(笑) 浅間丸と春洋丸。サンフランシスコ航路の?

石渡  そうです。はい。

矢城  それを革パッチに?

石渡  はい。祖父が(いまでも)生きていたら120歳くらいなんですけど。当時からジャズマンでしたので、いろんなものを持ってましたし、カメラもいいの持ってました。いっぱいいろんないい写真が残ってるんですよ。それを使って。サンフランシスコの浅間丸と春洋丸の写真で。

矢城  なるほど。それは横須賀に寄港したとかそういうことはないですよね?

石渡  横須賀じゃなく、横浜です。

矢城  横浜からね。なるほどね。でも、それはなんかおじいちゃんの思い出も含めてこだわって。

石渡  なかなか横須賀のこういうは手に入らなくて。

石川  そこにもノスタルジックな感じが。

矢城  本当に石渡さんの思いをここにすべて打ち込めるわけですからね。妥協することなくね。

石渡  はい。チャックの長さまで考えてます。今のジーンズってチャック、短いのもあるじゃないですか?

石川  ああ、短いですよね?

石渡  そこも他がこだわらないところ、僕が変なところにこだわるといいますか、そういうところにこだわって。メーカーさんがこだわらないところにこだわっています。

矢城  またちょっとひとつ違うところは、ポケットがおもしろいですねぇ。

石渡  はい。ジーンズっぽくないポケットで。なにげなくポケットに手もいれやすく。

矢城  いわゆるボンタンというと、ポケットに手を突っ込んで、っていう感じがやりやすいっていうか。

石渡  あくまでもそんなに気を遣って穿かないでも、お洒落に穿けるといいますか。

矢城  なるほどね。見させて頂いた感じ、中高年にはなんか訴えるものではないですか?

石渡  はい。中高年の方向けに作ってますから。40代以上、50代や60代の方がすんなり穿けるジーンズということで作っています。

 

(中略)

電気工事屋がジーンズを作るということ

石渡  52くらいの人間がなにかやろうといっても、あまり批判されなくなりますよね。自分の職種が違えど、いまの生き方をちゃんとやっていれば。僕がこういうのを作った、と言って世に出しても、同級生たちには「稔、こんなの作ったの?」「でも売れるかわからないじゃん!」と言われつつも、「いいね。50からの起業、頑張れよ!」って言われたり。期待されちゃうともっと頑張らなきゃって思いますよね。

矢城  本当、行動するって意外と難しいというか。逆に日々、電気屋さんで成立していれば特にやる必要もない。そこを敢えてやるっていうのが。

石渡  ある程度の年齢いきますと守りに入りますでしょ?やっぱり僕はまだちょっと守りに入るのは早いかな。でなにかをやりたいな、というところで。

矢城  本当に、始めるのに年齢的に遅いとか絶対ないですからね。

石渡  それでたぶん僕が横須賀ジーンズ作って、「えっ?!電気工事屋があんなの作ったの?!じゃ、俺もやろうかな」「私もやろうかな」って思ってもらえたら凄い良いのかなって思うんですよね。

矢城  それは凄いと思う。この番組の趣旨も皆さんのクリエイティビティーを広く(喚起することですから)。

石渡  やらないことには始まらないじゃないですか。

矢城  そうですよ。

石渡  思っててやろうかな、どうしようかなって思っててもできないと。考えてるならやっちゃえば、と。

クラウドファンディングからスタート

矢城  なるほど。いまこれは段階としてはどんな段階なんですか?

石渡  今はまだ世に出回ってない商品になっていまして。

矢城  まだ出回ってないんですね。

石渡  いきなり「YOKOSUKA JEANS、売ります!」と言ってもなかなか知名度もないですし。会社つくったのが今年の2月22日なんですけど、そこからいろいろSNS等で発信して、横須賀ジーンズ商会の思いとか、こういうことをやってますというのをSNSで拡げていまして。で、その間ずっと商品を考えていました。サンプルが出来上がったところで、9月にクラウドファンディングで出しました。

実際、クラウドファンディングはまだ第一段階です。インターネットでは、電気工事屋が作っています、とハッキリ出してるんですね、隠すことないですから。横須賀の電気工事屋が、横須賀ジーンズ商会という会社を作って、YOKOSUKA JEANSを売り出しますって。

クラウドファンディングで今は名前を売って徐々に拡げていっています。共感してくれる人にまずアピールして、クラウドファンディングがおわったら第二段階で、ホームページで販売してですとか…。まずは、名前を拡げて、共感して頂ける方に出資して頂いて作る、ということでやっています。

矢城  なるほど。じゃ、いまサンプルが何本くらいしか今はなくて。

石渡  フルサイズはありますけど。(クラウドファンディングの)目標金額は50万円で設定していまして、開始4日目でそれはクリアできました。

矢城・石川  すごいですね!

石渡  今日の朝の段階で、(達成率)161%かな?

矢城  そうですね。161%ですね。

石渡  まだまだこれで伸びるかな、と。

矢城  そうですね。のこり27日もありますから、100万円くらいいきそうな。なるほど。

石渡  今、モデルさんはお一人に穿いて頂いてクラウンドファンディングに出しましたけど、クラウドファンディングに活動レポートがありまして、一般に横須賀ジーンズ商会が作ったジーンズを穿いてモデルになってくれる方を募集しまして、何人かいらっしゃるので、その方達に穿いて頂いて感想を聞いて、それを活動レポートに載せて。

矢城  写真とかアップしてね。

石渡  それをみて、女性の方でも穿けるとか。どうかな、とか見てもらえればとおもうんですけど。

矢城  なるほど、なるほど。

 

石川  (アナウンス)横須賀ジーンズのクラウドファンディングは、先日、無事45日間終了。目標金額の194%を達成。これから本製産に入るそうです。

 

SNS時代の地域活性

矢城  幸先としては、じゃあものすごくいい?

石渡  はい、タック付きに共感された方がいらっしゃるんじゃないですかね?はい。

矢城  (笑)

石渡  ないですからね。

矢城  じゃ、それは横須賀だけじゃなかったってことですね?

石渡  はい。今回、石川さんとはTwitterでお知り合いになれたってことがありますけど、本当に、横須賀ジーンズの思いとか載せますと、Twitterで全国の方々がいいね、と結構共感してくれる方が多くて…。SNSは大事ですよね。

矢城  ニッチな商品なんですよ、これいままでにないですもんね。ジーンズ工場からは作れないとか言われて。

石渡  そう作りたくないとか言われて。(笑)

石川  ジーンズじゃないって言われて。(笑)

矢城  それはどうやって突破したんですか、まず?

石渡  僕の思いですね。

矢城  思い…。脅したわけじゃないんですね?(笑)

石渡  全然。そんなことないです。(笑)

矢城・石川 ハッハッ(笑)

石渡  是非作りたいんです、お願いします、って。はい。

矢城  ハハハ(笑)ほんとにじゃあ日参して頭下げて。

石渡  はい。

矢城  なんとかそれでやってくれた。

石渡  はい。あまりこういうのありませんでしょ?タック付きのジーンズはないです。話題性もあるかなっていうのも。

矢城  話題性もあるし、そんなにSNSでそれだけ反応するということは。

石渡  SNS、Twitterで石川さんとお知り合いになれましたけど、横須賀学院の方にある麺処まさるさんというのがあるんですけど、その方ともTwitterでお知り合いになりました。で、その麺処まさるさんが横須賀のいろいろなところにあるラーメン屋さんをフォローされてるんですよ。で、(Twitterの)ダイレクトメールを送りまして、「昔どこかで修行されたり、もともと他のラーメン屋さんとお知り合いなんですか?」って聞いたら、いやいやそんなことなくて、そんなの(修行)もやっていなくて、何年か前からTwitterをやりはじめて、(以前は)他のラーメン屋さんが麺処まさるさんにラーメン食べに来たりしてるのはわからなかったけど、Twitterを始めたことによって、実は僕もラーメン屋なんですとか、お互い行き来して、みんなお互い仲良くなって、情報交換したり、食べに行ったりしてるんですよ。凄い大事だなって(思います)。

矢城  ここのラーメンうまいから、とかね。

石渡  みんなで批判するんじゃなくて、逆に盛り上がっていこう!っていうのが、素敵だなって思いました。横須賀でラーメン屋さんというと、自分で努力して頑張ってやってやる!って、そういう姿勢をみると、横須賀は海軍カレーもあるし、ハンバーガーもあるけど、ラーメンで盛り上げてもいいんじゃないかなって。

矢城  ラーメン屋さん多いですもんね。

石渡  逆にTwitterでは、僕も発信源としてできていますので、僕が「横須賀のラーメンを食べに来ませんか?」というのもありじゃないですか?みんなで横須賀を盛り上げていこうっ、て感じになれば、素敵だなって思うんですよね。

矢城  まあね。

石渡  みんなけっこうバラバラじゃないですか。

矢城  まあね。言っちゃえばライバルですしね。そういう意味ではね。

石渡  ねえ。(笑)そんなでもないのに、って。(笑)みんなで助け合いと言いますか、同じ目標で横須賀を盛り上げるという思いであれば、ライバルでも力を合わせて集客もできるのかなって。

僕もほんとに、横須賀ジーンズ商会を立ち上げるまでガラケーだけだったんですよ。ガラケーだけだったのを、横須賀ジーンズ商会のためにスマホを買って、Twitter、Facebook…。

矢城  (笑)そのために!?

石渡  Instagramも…。いろいろ覚えてやって。

矢城  いろいろ進化したんですね。

石渡  はい。最初は、もう娘たちに教わりながらやって、いろいろ覚えて、今では横須賀ジーンズ商会のホームペーじもありますし、Twitter、Facebook、Instagram、この3つはやっていますので。

矢城  なるほど。いやもう、ジーンズに関わっただけで相当元気になってる。(笑)それが大事ですよね。やっぱり行動することで。それで人を巻き込んでるわけじゃないですか。

石渡  結構、巻き込んでやっています。

矢城  やっぱりそれだよね。アーティストは…。大事ですよね。

石渡  自然と僕が何かやろうって発信をしますと、助けてやろうっという人も結構いてくれますよね。

矢城  なるほど、なるほど。

石渡  自分一人じゃ発信もできないですし。友達あっての僕ですし。結構やって良かったな、というのはありますね。

矢城  違う一面も見えたりしてね!なるほど。

名前がすでにカッコいい、YOKOSUKA JEANS

石川  確かに、横須賀ジーンズ商会がTwitterで現れたときには、「なになに!?何が今度は始まるんだ?!」と思って。YOKOSUKA JEANS、っていう響き自体がちょっといいじゃないですか?

石渡  カッコいいでしょ?

石川  カッコいいんですよね。みんな、お?!って思いますよね。

石渡  で、横須賀ジーンズ商会というの名前でYOKOSUKA JEANS。YOKOSUKA JEANSはワンタックジーンズでって売り出してますけど、いやいや他の人たちが僕が思う横須賀ジーンズはこういうのだって出してもおもしろいじゃないですか。

矢城  なるほど。着て潰すことはないですからね。

石渡  消費者の方が常々思うものを購入して頂く、ということでおもしろいと思います。

矢城  その方が、お互い切磋琢磨してね。名前がカッコいいのは間違いないしね。

石渡  で、スカジャンは「オレが!オレが!」って自己主張するじゃないですか。横須賀ジーンズ商会が作るYOKOSUKA JEANSは控え目に、ちょっと一歩引いた自己主張しづらいジーンズで。

矢城  (笑)

石川  上はスカジャンを羽織っても...。

石渡  そう、なにを羽織っても自己主張を控え目にしているんです。

矢城  まあね。これで自己主張されても困るっていうのはあるけど。でも相当自己主張ですよ、これは。

石渡  してます?ありがとうございます。(笑)

矢城  だってほかにないんですから。

石渡  ないですね。まして、インタックですから。あってもアウトタックだと思うんですよね。

矢城  え?インタックとアウトタックってどういうことですか?

石渡  タックのプリーツが内を向いてますでしょ?普通外向きで。

矢城  ポケット側というか外側に付いてると。ボンタンもこのインタックなの?

石渡  いや当時はたぶんアウトタックですね。

矢城  じゃ、このインタックがまたひとつこだわり?

石渡  はい。こだわりです。

矢城  こうすることでなにが違うんですか?

石渡  インタックにしますとタックが内側に入ることで、ズボンが内側に広がって脚が細くみえる、という。

矢城  なるほどね。

石渡  ちなみにインタックというと、イギリス式はインタックが多いんですよね。

矢城  あ、なるほど。そういうあれがあるんだ。

石渡  横須賀というとアメリカっぽいですけど、ちょっと僕はインタックの方がいいのかなと思って。

矢城  アウトだともう膨らむことが前提になるけど、インだとまあ余裕があって細くも見えると。なるほど。

石渡  まだないですよ、どこにも。(笑)

それぞれのジーンズ歴

矢城  元々ジーンズは子供の頃から好きだったんですか?

石渡  若い頃から穿いてましたね。

矢城  ご出身が小学校が大津小学校。

石渡  はい。

矢城  そのころ小学校時代からジーンズは好きで?

石渡  いや、僕らの時代ってジーンズよりも山行ってクワガタ採ったり、田んぼ行ってなんか採ったりって、そういう時代だったので、お洒落には疎かったですよ。

矢城  あ、ほんとですか。僕はあまり人生で決めるという経験がない人間ですけど、ひとつ決めたことが、小学校3年か4年の時に、僕ジーンズ大好きだったんですよ。小学校の時に。僕は一生ジーンズを穿ける仕事に就きたい、って思った。

石川  そこからですか!?

矢城  うん。だからたぶんそういうことが今に繋がってるんですよ。

石渡  へええ。

矢城  で、僕らの頃はリーバイスとかあったのかな、でも、ビックストーンって言う日本製のジーンズがあって。

石渡  ビックジョン?

矢城  ビックストーンっていうのがあって、それがものすごく僕にとっては憧れのブランドで、ジーンズとそのビックストーンていうそのジーンズを穿くことで、なんか凄く僕はね、あ、これジーンズ。いまでもジーンズ好きなんですけど。

石渡  おしゃれですよね。小学生で。

石川  小学校の時にジーンズのブランドにこだわるなんてね。

矢城  今思うとね。

石川  ませた感じですよね。

矢城  でもそういう意識っていうのか、三つ子の魂じゃないですけど、繋がるっていうのはおもしろいな、と思って。だから石渡さんもずっとそういうジーンズがあるのかなと思って。でもそういうわけではないんですね。

石渡  そうですね。子供の頃は山を駆け回ったり田んぼ行ったり、海に行ったりとか、そういう感じでしたね。

矢城  なるほど。そうか。

許せないものが許せるようになって

石渡  地域に(ジーンズが)馴染んできてからですかね。

矢城  若い頃のリーゼントの面影もありつつ。(笑)

石渡  いや、こういう髪型にするのは、お祭りのときか結婚式くらいのときなんで、今日はちょっと久々にやりました。

矢城  そうですか。

石渡  普段はもうちょっと違う感じです。

矢城  でも昔は?

石渡  はい、まあこういう感じで。もう少し毛の量もありましたけど。(笑)

矢城  なるほど。

石川  へええ。

石渡  昔その辺に、「ジャイプール」とか「マーマーレード」っていうディスコがありましたけど、そういうところにも来てましたね。

石川  へええ。

矢城  タック付きのもので踊っていたわけですね?

石渡  上に当時ですと、ミキハウスとかシードックとかあの辺を羽織ってきながら、踊ったりですとか。

矢城  シードックってね、サーフブランド。ありましたね。

石渡  はい。ありましたね。

石川  その世代の、みなさんのニッチな感じの。ねえ。

矢城  ね。盛り上がるとおもいますね。最初見たときは「えっ?」と思いましたけど、全国的にも広島の不良とか。(笑)

石渡  監督、違うんですよ!不良のためではなくて、当時不良っぽい方がタック付きのものを穿いていて、大人になった時に派手でもなくすらっとお洒落なタック付きのものを探した時にその中に、YOKOSUKA JEANSってあるんだなって思ってもらえば。

矢城  いや、そんなんじゃなくて、尖ってた、当時。もっと尖ろうぜ!って話しでしょ?

石渡  ですかね?(笑)

石川  今ふたたび尖ろうぜ?と。

矢城  パツパツの穿きたくないシルエットものじゃなくて、もうちょっと自分のこれをみせた時に、昔のこの血潮が騒ぐみたいな。そういう所あるでしょ?

石渡  ありますね。でもあまりこういう場で言っていいのかってありますけど。(笑)

矢城  いや、いいんじゃないですか?そこに火をつけないと拡まらないんじゃないですか?そういう意味では。

石渡  でもちょっとずつTwitterなどでどうやって拡散やアピールして行こうかって考えてますけど。基本は控え目にやろうかなって。(笑)

矢城  (笑)いや、僕はちょい悪オヤジを目指した方がいい気がするけどな。

石渡  そうですか。

石川  今、こうちょい悪オヤジっていうか、今でこそできるっていうのは、確かにありますでしょ。50過ぎて好きなことができるって言うのも、そういう今でこそ好きなものを着れるというか。そういう感覚に近いのかな、と思いますね。

矢城  そっちを利用した方がいい気がしますね。なんか、慎ましくということではなくて。

石渡  もうちょっと尖って?

矢城  尖って。

石渡  はい。監督のお墨付きを頂いたので。(笑)

矢城  いや、そういう方がこのジーンズの持つポテンシャルが発揮されると思いますよ。

石渡  あの、僕の横須賀ジーンズ商会のYOKOSUKA JEANSの売りが、「つべこべいわずに穿いてみな」っていうんですよ。

矢城・石川  ハハハ。(笑)

矢城  攻めてるじゃないですか?

石渡  いやでも、その前置きがいろいろあるんですよ。「許せないものが許せるようになった」とか、って。僕らぐらいの年代になってくると、今まで尖っていて、許せなかったものがだんだん許せる年代に、丸くなってくる年代。

矢城  うんうん。なるほど。

石渡  というのがあって。そういうものを通り越してきた時に、なにか探してあるかなって。で、つべこべ言わないで、つべこべ言わずに穿いてみな。

矢城  うんうん。なるほど。でもそれは近いじゃないですか?要は、丸くなって全て受け入れたけど、本当ははもっと尖ってるものも持ってるんだろ?と。このジーンズを穿いてみれば、それがわき起こってくるぞ、と。そういうことにも繋がるんじゃないですか?

石渡  (笑)そうですよね。

石川  まあ、人によって解釈はいろいろ。尖りたい人もオーケーと。

石渡  はい。

みんなジーンズを着こなせる街、ヨコスカ!

矢城  いやぁ、これ穿いていたらお洒落ですもんね。僕みたいにいわゆるオーソドックスなものを穿けている人はそれはそれでいい。たぶん諦めてる人もいると思うんですよ。もうジーンズ穿けないなオレ、とか。

石渡  似合わないな、とかね。

矢城  これ穿いて、「いいじゃん」「これ、カッコいいじゃん」って。

石渡  ジーンズ諦めてる方も、(このジーンズの)スタイル見て「これ穿ける」ってすぐわかると思うんですよ。

 

石川  ま、監督はジーンズ好きを小学生の頃から自覚していらっしゃいますけど、男性は、石渡さんの世代より上というと、ジーンズを穿いているというイメージはありますか?ウチの父などはジーンズ穿いているところをみたことないですよ。昭和9年生まれですけどね。(笑)

石渡  たぶん、お父様の年代と言うと、ジーンズは作業着。というところで、今でもそうですけど、ゴルフ場には穿いて行けないじゃないですか。あとやっぱり、ブルー、青を好きじゃない、というのもあると思うんですよ。これは本当に青くしていないので、穿きやすいと思うんですけど。

矢城  どれくらいの年代なんでしょう?横須賀辺りはカッコよく穿いているおじいちゃんとか、たまにいらっしゃいますけど。

石川  そうですね。カントリーミュージックをやってらっしゃるとかね。

矢城  そうそうそう。

石川  凄くカッコよく、男性も女性も高齢の方も穿いてらっしゃいますけど。

石渡  ある程度の年齢にいかれて、擦り切れていたりすると、本当にお洒落に見える場合と、ちょっとだらしなく見えてしまう場合と。

矢城  まあね。

石渡  その境界が難しいな、とおもうんですけど。

矢城  このYOKOSUKA JEANSは、色落ちとかするんですか?

石渡  洗っていっていて、はい、当然してきます。

矢城  どんどんしてくるんですね。

石渡  はい。

矢城  ヒゲとかもでてくる感じになるんですね。

石渡  はい。

矢城  それはまた違う感じに。

石渡  はい、風合いになってきますね。

矢城  じゃ、これあれだな。横須賀のふるさと納税。

石渡  ははは(笑)

石川  ふるさと納税!

矢城  ふるさと納税の景品というか。そういうので。横須賀のなんだ?

石渡  海軍かレーとかと?

矢城  ええっと…。横須賀の公式…。

石川  公式ユニフォームみたいな感じで?

矢城  まあだから、ジーンズをどの世代も穿こうよ、っていう。そういうキャンペーンみたいなのでどんどん拡めていって。そういくといいよね。(笑)

石川  確かに、アメリカと言うとジーンズというイメージがね。そういえば、全然話しは違うんですけど。私この前、日本で最初にジーンズを穿いたといわれる白州次郎さんの家に行ってきたんですよ。

矢城  どこにあるんですか?

石川  町田の方ですよ。結構遠かったですけど。農家を買ってそこを改装して住まわれていたということで。写真とか残っていましたけれども。かっこいいですよね。

矢城  ジーンズを穿いた写真とかもあるんですか?

石川  あるんですよ。

矢城  へえ。

石川  ああいうふうに、カッコよくみんながみんなジーンズを着こなせる街、みたいな。ヨコスカ!

矢城  うん、絶対。そう、ヨコスカしかない!

----(つづく)----

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